1994 第11回 ハーモニーホー(荒川嘉) 平澤 則雄
1995 第12回 キャッシーライト(岩渕義) 野木 英文
1996 第13回 エビスローマン(一倉) 久保田 政弘
1997 第14回 ドウカンサツキ(山口健) 内田 利雄
1998 第15回 コウエイカスケード(一倉) 齊藤 誠
1999 第16回 ジョージバンダ(長島康) 早川 順一
2000 第17回 アイアイダイアナ(法理) 木村 芳晃
2001 第18回 デピュタントボール(川嶋弘) 水野 貴史

2002 第19回 ケイプスルー(木村進) 平澤 則雄
2003 第20回 ミハタバルゴウ(法理) 木村 芳晃
2004 第21回 ?



秋の淀を目指して
咲けよ乙女、熱砂の上に。
北関東Hot競馬試練の十一番勝負最終番
JRA秋華賞トライアル北関東地区代表馬選定競走
第21回 北関東オークス(北関東G1)
21st Running the NORTHEN KAN−TO OAKS
7月26日(月) 宇都宮競馬場 1900m・右
サラブレッド系3歳牝馬 1着賞金200万円
負担重量 定量
フルゲート12頭
1周=1200m 直線=261m
ゴール板までの直線=200m 幅員=20〜25m 高低差=0.5m
砂質=海砂 砂の深さ=イン側10cm〜アウト側9cm

出走予定馬(7.20現在)
カッコ内は、想定される騎乗者。

優先出走馬ー1(7.11白百合特別・優勝)
ドリームライン Dream Line
ドリームライン(7.11白百合特別)
牝3歳・黒鹿毛 栃木宇都宮:仁岸 進厩舎 20戦2勝 (野澤 憲彦)
父・サンドリーズン 母・フレンチフルーツ 母の父・シルバーシヤーク
主な勝ち鞍……’04年宇都宮:白百合特別=1900m

 仁岸師に言わせれば、血統から見ても距離延長となった白百合特別は「誰が見たって勝負(がかり)だろうよ」ということになるのだが、まさか勝つところまでいくとは思っていなかったのが、多くのファンの正直な感想。
 デビューから初勝利まで実に18戦かかっているが、とにかく、徐々に徐々に力をつけてきて、ここに来て、素質が漸く開花しつつある雰囲気はありありと感じさせる。
 とにかく、前走・白百合特別の勝利で、ウイニングマミー、イキマスキョウワに続く第3の馬候補に浮上したのは事実。


優先出走馬−2(7.11白百合特別・2着)
カカボビッグワン Kakabo Big One
カカボビッグワン(3.7 3歳一・二組)
牝3歳・黒鹿毛 栃木足利:日野 啓二厩舎 19戦1勝 (木村 芳晃)
父・チアズサイレンス 母・ダイナコンチエルト 母の父・ロイヤルスキー

 12戦未勝利で迎えた北関東桜花賞では、あわや複勝圏内へ突入の4着に入ってみせ、一瞬、直前の展望で「馬券作戦上、強く推せる材料は皆無に等しい」とバッサリ斬って捨てていた管理者を大いに慌てさせた。
 それでも続く3歳二組戦では6着に終わり、今後も未勝利街道をひた走るのか、と思われたのだが、5月5日の3歳三組戦で、ついに15戦目で初勝利を挙げている。その後、3戦地味な成績が続いていたのだが、前走のトライアルで突如2着に食い込んで、オークスへの切符を手にしている。
 勝ち負けまでは厳しいだろうが、3連勝式で穴を狙うのも、また一興。


優先出走馬−3(7.11白百合特別3着)
サンデーロバリー Sunday Robbery 
サンデーロバリー(1.26 3歳一・二組選抜)
牝3歳・黒鹿毛 栃木
宇都宮:星野 由基男厩舎 14戦1勝 (藤江 渉)
父・ジェニュイン 母・サンエムロバリー 母の父・ジェイドロバリー

 馬体からは素質を感じさせるものの、とにかく追って味が無いのが弱み。
 かもしか賞で、3着に
 太平記特別では、3着争いに競り負け5着。さらに牝馬同士なら思われた白百合特別でも3着確保がやっとの状態。気が付けば、デビュー戦以来、勝利に見放されてしまっている。
 今回も、すんなり先行できれば、それなりに走ってくれそうだが、勝ち負けまで求めるのは酷。 


優先出走馬ー4(6.20ビューティフルトロフィー@高崎・優勝)
エフケーアニカ F.K.Anica
エフケーアニカ(6.20ビューティフルトロフィー)
牝3歳・栗毛 高崎:野村 正直厩舎 14戦2勝 (丸山 侯彦)
父・ミラクルアドマイヤ 母・ハセフローレンス 母の父・コインドシルバー
主な勝ち鞍……’04年ビューティフルトロフィー=1900m

 エメラルドカップでは、1周目正面で落馬競走中止した挙げ句、カラ馬でゴールした後、なんと勝ったダイスプリンターに衝突、と悪の限りを尽くしておいて、ビューティフルトロフィーでは、コウエイブリザードとワカキヤキットが競り合っているところへ、大外からカメラ目線(まるで某騎手のようだ……)で突っ込んできて、そのまま差し切り勝ち。まさに「しゃあしゃあと――」という表現がピッタリといった趣で、ここへ参戦。この辺に軽い狂気を感じさせるのは、気のせいだろうか?
 どにかく不気味なムードを醸し出しているのは確か。


優先出走馬−5(6.20ビューティフルトロフィー@高崎・3着)
コウエイブリザード Kouei Blizzard
コウエイブリザード(2.15北関東クイーンカップ)
牝3歳・鹿毛 高崎:一倉 昌行厩舎 8戦3勝 (久保田 政弘)
父・アジュディケーティング 母・コウエイカスケード 母の父・フレンチグローリー

 母は北関東オークス勝ちのコウエイカスケード。半姉は昨年のビューティフルTを制したコウエイブランカ。というわけで、期待を背負って昨年11月にデビュー。JRA認定新馬戦を勝利している。
 その後、JRA参戦では結果を残せていないが、地元に戻ると相変わらずポテンシャルの高さを見せている。ただ、やや怠け癖を持っているのが難点。
 能力だけなら有力候補だけに、当日の気配には注意しておきたい。


イキマスキョウワ Ikimasu Kyouwa 
イキマスキョウワ(1.26 3歳一・二組選抜)
牝3歳・鹿毛 栃木
宇都宮:田畑 勝男厩舎 15戦4勝 (山口 竜一)
父・ジェニュイン 母・スリーストーン 母の父・ハギノカムイオー

 北関東弥生賞で3着に食い込んだ後、1番人気に推された北関東桜花賞では、痛恨の出遅れ。それでも追い込んで2着まで来たのだから、相当な素質の持ち主。北関東皐月賞でも2着に入った後、ここは当然――と思われた太平記特別でも2着と、ここまで3連続2着……って、去年も似たような馬が居たよな?!と思わせておいて、北関東ダービーでは3着と、この春、人心を大いに惑わせている存在。
 とにかく、ここまで重賞勝ちが無いのが不思議なくらい。
 いい加減、この辺りでタイトルを獲って、この後の水沢遠征に繋げたい。


ウイニングマミー Winning Mammy
ウイニングマミー(4.5北関東桜花賞)
牝3歳・黒鹿毛 栃木足利:手怐@佳彦厩舎 14戦5勝 (早川 順一)
父・ウイニングチケット 母・ダイアマミー 母の父・ミユゲロワイヤル
主な勝ち鞍……’04年高崎:北関東クイーンカップ=1500m、宇都宮:北関東桜花賞=1900m

 2歳時に2勝を挙げ、早くから牝馬クラシック路線の中心の一頭として期待されていた。
 北関東クイーンカップでは、最有力候補と目されていたアンフィーイモンに競り勝ち、北関東桜花賞ではイキマスキョウワの猛追を振り切り重賞2勝と、この春は、ここ一番での勝負強さを見せていた。
 この後、留守杯日高賞@水沢では、バンメガミの走りに屈するも2着を確保して、迎えた関東オークス@川崎であったが、初ナイターに戸惑い、力を出し切れずシンガリ負けに終わってしまった。
 今回も当然、最有力候補。但し、距離に若干の不安もありそうな雰囲気。
 だが、この後の水沢遠征を考えれば、無様な走りは見せられない。 


ケイシアター Kay Theater
ケイシアター(6.20ビューティフルトロフィー)
牝3歳・鹿毛 高崎:川嶋 弘吉厩舎 11戦3勝 (水野 貴史)
父・エブロス 母・アカリスイセイ 母の父・ビゼンニシキ

 昨年10月にデビュー。3戦は惨敗していたが、所属厩舎変更を挟んだ4戦目で初勝利。ただ、そこに至るまでに、一緒に走った相手がやや悪かったような気もしないでもない(ドラゴンキャプテンにウィンザデイだし……)。
 その後、じわじわと賞金を稼ぎ、初めての重賞挑戦となったビューティフルトロフィーでは4着を確保。しかし、前の3頭からは、やや離されていたこともあって、さらに相手強化となるここも苦戦必至。


コウノオペラ Kouno Opera
コウノオペラ(4.5北関東桜花賞)
牝3歳・鹿毛 高崎:木村 昌志厩舎 13戦2勝 (金井 正幸)
父・グランドオペラ 母・ミルサンコー 母の父・ミルジヨージ

 昨年8月にデビュー。が、勝ち身に遅く、初勝利まで7戦。気が付けば年が明けて2月になっていた。
 さらに一つ勝ち星を重ね、牝馬クラシック戦線に名乗りを挙げてきた。しかしいざ上位陣相手になると入着がやっとの情勢で、今回は厳しい戦いが予想される。


バトルアルテア Battle Altair
バトルアルテア(3.9北関東弥生賞)
牝3歳・黒鹿毛 栃木
足利:堀江 富雄厩舎 24戦2勝 (大木 義一)
父・バトルイニシャチブ 母・クリチエリオ 母の父・ブレイヴエストローマン

 昨年5月に道営でデビュー以来、気が付いてみたら、24戦も消化していた。
 一時の不調は脱しているような雰囲気だが、それでも勝利までには至らず。本当に能力があるのか否か、未だ測りかねている、というのが、多くのファンの感想かも知れない。
 今回もまずは掲示板確保から――といったところだろうか? 


ベラミレディ Belle−ami Lady
ベラミレディ(5.21太平記特別)
牝3歳・黒鹿毛 栃木宇都宮:室井 康雄厩舎 12戦1勝 (内田 利雄)
父・ウイニングチケット 母・ベラミソロン 母の父・コリムスキー

 なんといっても近親には、ベラミスキー(母の全姉)、ベラミロード、イヴニングスキーら重賞勝ち馬が目白押しという、「栃木版華麗なる一族」の一頭。というわけで、JRA認定新馬戦を勝った時には、大いに期待されていたが、その後、2勝目が遥かに遠い、という事態になっている。
 大一番での良血開花に期待する声も多そうだが、長期休養明け以降5戦の走りから考えても、多くを望むのは酷。 


マジカルエックス Magical X
マジカルエックス(6.28 3歳1・2組選抜)
牝3歳・黒鹿毛 栃木宇都宮:菅原 欣也厩舎 16戦3勝 (粂川 京利)
父・アンバーシヤダイ 母・マジカルダンス 母の父・マジックマイルズ

 年が明けてからは、たまに入着したかと思えば、あとは目を覆いたくなるような惨敗の連続。挙げ句に落馬競走中止までやらかした日(その時、乗っていた人間が人間だったという説もあるのだが――)には、前途多難な競走生活が待ち受けているのかと思いきや、気温が上昇すると共に、成績も急上昇。
 6.28の3歳一・二組選抜では、今回登録している馬のうち5頭(サンデーロバリー、バトルアルテア、カカボビッグワン、ドリームライン、ベラミレディ)をまとめて撃破。トライアルを飛ばした分、ローテーションに余裕があるのが強み。初距離となる1900mも血統から考えれば、十分に克服可能だと思われ、いわゆるダークホース的存在ということになりそう。


マナ Mana 補欠1
牝3歳・黒鹿毛 栃木宇都宮:田畑 勝男厩舎 9戦4勝 (未定)
父・ヒシアケボノ 母・ベルノスキー 母の父・マルゼンスキー

 正月のJRA中山でデビューしたものの、4戦してまるで良いところが無く、春の訪れと共に宇都宮へ。
 転入後は5戦して4勝。敗戦もJRA交流戦でのもので、北関東所属馬相手には、今のところ負け無し。
 ただ、出走してきたとしても、現状では、やや力不足のような感じがするのも確か。


レモンハート Lemon Heart 補欠2
牝3歳・鹿毛 栃木宇都宮:山口 敬一厩舎 18戦3勝 (未定)
父・チーフベアハート 母・ミヤギミノル 母の父・タイテエム

 道営で2戦して、割と早い段階で栃木へ。
 地道に賞金を積み重ねてきたが、3歳選抜クラスに上がってからは厳しい戦いが続いている。
 それを思えば、前走の白百合特別の5着は大健闘だろう。


(以上、情報・データは、うつのみや競馬HP及びNARのサイトを参照。写真は管理者が撮影。)

具体的な展望(らしきもの)

 なんだかんだいって、そこそこに楽しめそうなメンバーが揃った。欲を言えば、ヒカルオータマが出てきてくれれば、さらに面白くなったのだが……(一度、JRAに戻っている為、出走権利が無くなってしまった。馬主さんが馬主さんだしねえ――苦笑)。
 当然のように、ウイニングマミー、イキマスキョウワの2頭が中心になる。特にイキマスキョウワにとっては、どうしてもこの辺りでタイトルが欲しいところ。
 ただ、この2頭も磐石というわけでもなく、トライアル勝ちのドリームライン、エフケーアニカやコウエイブリザード、「上がり馬」マジカルエックスといったところが、これに割って入ってきそうな雰囲気もある。
 フケの時期が過ぎ、各馬が力を発揮しやすい状況だが、それでも3歳牝馬のレースだけに、何が起こるか分からない。とはいえ、前述の馬のどれかが勝つんだろうなあ……。
 但し、組み合わせ次第では、とんでもない馬券になりそう。