2003 第1回 セイエイシェーン(岩渕良) 早川 順一
2004 第2回 ?


満開の桜の向こうに 
明日を見出す為
乙女は走る

6.9関東オークスGIII@川崎・北関東地区指定競走
第2回 北関東桜花賞(北関東G2)
2nd Runing the Northern KAN−TO ”Ohka” AWARD
4月5日(月) 宇都宮競馬場 1900m・右
サラブレッド系3歳牝馬 1着賞金100万円
フルゲート12頭 

1周=1200m 直線=261m 
ゴール板までの直線=200m 幅員=20〜25m 高低差=0.5m
砂質=海砂 砂の深さ=イン側10cm〜アウト側9cm

昨年の優勝馬・セイエイシェーン

出走予定馬(4.1現在)
疾病、負傷などにより回避の可能性あり。カッコ内は予想される騎手。

アシッドカラー Acid Color
アシッドカラー(2.15北関東クイーンカップ)
牝3歳・鹿毛 高崎:矢沼 浩二厩舎 4戦2勝 (内田 利雄)

父・アブクマポーロ 母・リードファッション 母の父・ブレイヴエストローマン

 父は「東洋のダート王」アブクマポーロ。
 そのアブクマポーロ産駒期待の星として、重賞に2度目の登場である。
 北関東クイーンカップは、物の見事に撃沈してしまったが、前走・3歳二組戦での勝利を受けての参戦。何とか先手を取りたい。
 どちらかといえば、晩成の雰囲気が漂う血統だけに、先々に期待したい。芝での走りも楽しみ。


イキマスキョウワ Ikimasu Kyouwa
イキマスキョウワ(1.26 3歳一・二組選抜)
牝3歳・鹿毛 栃木
宇都宮:田畑 勝男厩舎 11戦4勝 (山口 竜一)
父・ジェニュイン 母・スリーストーン 母の父・ハギノカムイオー

 北関東QCでは、初馬場を気にしたのか、不本意なレースになってしまった。
 しかし、北関東弥生賞では、距離延長が味方したか、比較的速い流れの中、2番手からの競馬で、牝馬最先着となる3着。何よりもウイニングマミーに先着したのが大きい。
 当然のように、ここは中心視される存在。


ウイニングマミー Winning Mammy
ウイニングマミー(3.8北関東弥生賞)
牝3歳・黒鹿毛 栃木
足利:手怐@佳彦厩舎 11戦4勝 (早川 順一)
父・ウイニングチケット 母・ダイアマミー 母の父・ミユゲロワイヤル
主な勝ち鞍……’04年高崎:北関東クイーンカップ=1500m

 前走・北関東弥生賞では、2ハロンの距離延長も響いたのか、勝負どころで後退してしまい7着。それはともかく、イキマスキョウワに先着を許したのが痛い。それでも、牝馬同士なら、当然ここも争覇圏内。


エヌケイプリンセス N.K.Princess
牝3歳・鹿毛 栃木宇都宮:川村 孝一厩舎 12戦3勝 (未定)
父・トロットサンダー 母・ヒダカツソロン 母の父・ナグルスキー

 これまでなんだかんだで3勝を挙げているが、一線級相手になると、ハッキリ分が悪いところを見せている。とりあえず、今後の試金石となる一戦としたい。


カカボビッグワン Kakabo Big One
カカボビッグワン(3.7 3歳一・二組)
牝3歳・黒鹿毛 栃木足利:日野 啓二厩舎 12戦0勝 (未定)
父・チアズサイレンス 母・ダイナコンチエルト 母の父・ロイヤルスキー

 実はここまで未勝利。2着も2回、それも昨年夏のデビュー戦と2戦目のものだけに、馬券作戦を考える上で、強く推せる材料は皆無に等しい。
 掲示板に載れれば御の字だろう。


カツノマンテン Katsuno Manten
牝3歳・黒鹿毛 高崎:木村 昌志厩舎 13戦2勝 (茂呂 菊次郎)
父・スターオブコジーン 母・テンバーラッキー 母の父・クリスタルグリツターズ

 北海道で5戦未勝利の後、高崎へ。
 高崎でも勝てないレースが続いていたが、大晦日に9戦目で初勝利。年が明けて2月に、もう一つ勝ち星を増やしている。ここ2戦、厳しいレースが続いているだけに、とりあえず、掲示板確保が目標になりそう。


カントウピース Kan−to Peace
カントウピース(’03.11.9 2歳二組)
牝3歳・栗毛 栃木
宇都宮:木村 進厩舎 13戦3勝 (平澤 則雄)
父・デュラブ 母・ダイゴオグリ 母の父・オグリキャップ

 前走3.22の勝利は、今回出走予定のメンバー4頭(サンデーロバリー、バトルアルテア、エヌケイプリンセス、セイエイシュテルケ)に、北関東弥生賞5着のフジノフミオーを相手にしてのものだけに見事。
 しかし、一気に500m距離延長となる今回、血統的にはかなり厳しいものがありそう。それでも面白い存在であることは間違いない。
 個人的には、なんだかんだで縁のある馬なので、上位陣に一泡吹かせる場面を期待してしまうのだが……。


コウノオペラ Kouno Opera
牝3歳・鹿毛 高崎:木村 昌志 9戦2勝 (金井 正幸)
父・グランドオペラ 母・ミルサンコー 母の父・ミルジヨージ

 デビュー直後から惜敗を繰り返してきたが、年明けから調子を上げ、2勝している。一戦級と当たるのは、初めての為、実力は未知数。ここでの走り次第で、今後が楽しみになってきそうな一頭。


サンデーロバリー Sunday Robbery
サンデーロバリー(1.26 3歳一・二組選抜)
牝3歳・黒鹿毛 栃木
宇都宮:星野 由基男厩舎 7戦1勝 (※藤江 渉)
父・ジェニュイン 母・サンエムロバリー 母の父・ジェイドロバリー

 馬体からは素質を感じさせるものの、追って味が無いのが弱み。前走も中位からの競馬になって6着。
 ただ、かもしか賞で3着に入ったこともあるように、上手く自分の型に持ち込めれば、上位進出もありそう。


セイエイシュテルケ Seiei Staerke
セイエイシュテルケ(3.8北関東弥生賞)
牝3歳・鹿毛 栃木
足利:岩渕 良三厩舎 13戦2勝 (三上 智也)
父・スターオブコジーン 母・エイシンディザイア 母の父・ノーザンテースト

 デビュー戦、2戦目と連勝し、期待されていたが、距離が1400mに伸びて以降は、惨敗に次ぐ惨敗を繰り返し、北関東弥生賞では、スタート直後に落馬競走中止という失態まで見せてしまった。
 3.22の前走も直線でしっかりと撃沈。現状では、下級クラスに格付けされて、スパーク賞を走る機会を待つしかなさそう?!
 JRA参戦時でもハナを切れたように、本質的にスピードが勝っている馬のようで、夏の新潟の芝1000m戦あたりを足がかりに、JBCスプリントへの道を歩むのも悪くは無いかも知れない。


バトルアルテア Battle Altair
バトルアルテア(3.9北関東弥生賞)
牝3歳・黒鹿毛 栃木
足利:堀江 富雄厩舎 17戦2勝 (大木 義一)
父・バトルイニシャチブ 母・クリチエリオ 母の父・ブレイヴエストローマン

 昨年5月に道営でデビューしたものの、初勝利まで7戦を要していた。
 チューリップ特別3着で迎えた3.8北関東弥生賞では、それなりに期待はされていたのだが、終始シンガリ追走で、見せ場もなく10着。続く3.22選抜戦でも、あっさりと7着に沈み、調子を落としている可能性が高い。どこまで建て直せるかがカギ?


ヒカルオータマ Hikaru O Tama
牝3歳・栗毛 高崎:赤間 亨厩舎 11戦1勝 (水野 貴史)
父・タマモクロス 母・ヒカルバイオレット 母の父・マルゼンスキー

 JRAで5戦するも、回を重ねるごとに走りが悪化し、あっさりと高崎へ。
 転入緒戦は快勝。しかし、その後は惜敗続き。
 それでも、北関東クイーンCで、しっかりと3着に入るあたり、北関東レベルでは、かなりの素質馬ということになりそう。
 宇都宮コースも2度目とあって、鞍上強化も叶い、ハッキリ云って、今回は期待大(といいつつ、写真をすっかり撮り忘れていたりする……)。


一応の展望――

 一応、関東オークス@川崎の指定競走。登録したからといって出走できるわけではないが、一応「北関東地区所属馬の中での優先登録権」がもらえるくらいに考えてもらいたい。
 ところで、ここで耳よりな情報(?)が。
 5.3水沢で行われる留守杯日高賞が、尻に火がついてヤケを起こしたらしい(この辺、表現やや誇張気味)岩手県競馬のレギュレーション変更ににより、東日本+九州地区の交流競走になったこともあり、、実際に参戦に繋がるかどうかは分からないものの、そこへのステップにもなる可能性をも秘めているだけに、北関東地区以外のファンにも注目の一戦になりそう。
 さて、肝心のレース展望だが、ハッキリ云ってしまえば、イキマスキョウワとウイニングマミーの一騎打ち。
 これに、虎視眈々をタイトルを狙うヒカルオータマ、カントウピース、サンデーロバリーといったあたりが、どう絡むか?!