外回り１周＝１４００ｍ（スパイラルカーブ採用）　
ゴールまでの直線＝３０８ｍ　幅員＝２５ｍ　高低差＝平坦

その割には冷たいよね＞日テレ？！（笑）

　その昔、初めて競馬をテレビ中継したのが、ＦＲＴにおける日本テレビ（ＮＴＶ）で、そのことを記念したレースであると記憶しているが、詳細は良く知らん（笑）。
　これまで統一グレードでは、ＧⅢで施行されてきたが、その伝統や由緒の正しさ（？）、南部杯から始まる秋のＧⅠ戦線への日程上の重要性から、第４９回からＧⅡに格上げされると共に、勝ち馬にＪＢＣクラシックへの優先出走権が与えられることになっている。

出走予定馬（９．２１現在）
カッコ内は騎乗予定の騎手。
当然のことながら、負傷疾病その他により変更・取消の可能性あり。

ＪＲＡ所属
カイトヒルウインド（横山典）、サカラート（秋山）、~~ストロングブラッド（未定）~~、スターキングマン（武豊）、~~ハードクリスタル（横山典）~~、~~グラップユアハート（安藤勝）~~

ＮＡＲ南関東＋他地区所属

優先出走馬（８．１８スパーキングサマーカップ＠川崎優勝）
追撃の遺伝子
マクロプロトン　Ｍａｃｒｏ　Ｐｒｏｔｏｎ　回避
牡８歳・栗毛　船橋：坂本　昇厩舎　３１戦１２勝　（未定）
父・ヒシアリダー　母・ポットアカデミー　母の父・Ｒｏｙａｌ　Ａｃａｄｅｍｙ
主な勝ち鞍……’０５年川崎：スパーキングサマーカップ＝１６００ｍ

千葉の閃光者
アジュディミツオー　Ａｄｊｕｄｉ　Ｍｉｔｓｕ　Ｏ
牡４歳・鹿毛　船橋：川島　正行厩舎　戦勝　（内田　博幸）
父・アジュディケーティング　母・オリミツキネン　母の父・ジヤツジアンジエルーチ
２００４ＮＡＲ最優秀サラブレッド系３歳馬
主な勝ち鞍……’０４年ＴＣＫ：東京大賞典ＧI＝２０００ｍ、東京ダービー＝２０００ｍ

　東京ダービーを逃げ切った時も、ここまでの活躍をすると思わなかった。
　日本テレビ盃、ＪＢＣクラシックで惜敗の後、迎えた暮れの大一番・東京大賞典で、雪が舞う中、鮮やかなまでの完勝劇。
　その後は、地方所属馬として初となる海外遠征に挑戦、世界最高賞金レースＤＷＣで６着に入っている。
　今回は、それ以来、約半年振りのレース。
　期待は大きくなるばかりだが、今後のことを考えると、今回は叩き台と考えていた方が良さそう。それでも勝つ可能性は高いし、興行的にも勝ってもらわないと主催者もツラいところだろう。

船橋大好き
イシノファミリー　Ｉｓｈｉｎｏ　Ｆａｍｉｌｙ　
牡５歳・鹿毛　川崎：足立　勝久厩舎　３３戦８勝　（的場　文男）
父・イシノサンデー　母・アーデルサラ　母の父・ロイヤルスキー
主な勝ち鞍……’０４年ＦＲＴ：報知グランプリカップ＝１８００ｍ、’０３年ＦＲＴ：東京湾カップ＝１８００ｍ、ららぽーと賞若潮盃＝１６００ｍ

　福島県産ながら道営でデビューの後、川崎へ転入。
　全勝ち鞍のうち半分を船橋で挙げている船橋巧者。
　大井の赤鬼・的場文ＪＫを鞍上に、必殺態勢で臨んだ前走だったのだが……。
　相手は強いが、今後に向けて巻き返しを図りたい。

南関東の秘密兵器候補生
エコルプレイス　Ｅｃｏｌ　Ｐｌａｃｅ　回避
牡５歳・黒鹿毛　船橋：川島　正行厩舎　２２戦５勝　（――）
父・Ｇｒｉｎｄｓｔｏｎｅ　母・Ｔｒｏｐｉｃｏ　Ｃｉｅｌｏ　母の父・Ｓｅｃｒｅｔｏ
主な勝ち鞍……’０３年旭川：グランシャリオカップＧIII＝１６００ｍ

劫火の妖精
オースミエルフ　Ｏｓｕｍｉ　Ｅｌｆ
牝５歳・鹿毛　愛知：坂口　義幸厩舎　２４戦３勝　（兒島　真二）
父・オースミタイクーン　母・オークアップル　母の父・Ｔｈｅａｔｒｉｃａｌ

　ＪＲＡ時代は２２戦して３勝。
　この春から名古屋へ移籍して、２戦して２着２回の成績でＧIIに挑戦。
　少しムチャな気もしないでもないが、全勝利を平坦左回りの中京コース（しかも１７００ｍ）で挙げているだけに、ここは適性を考慮しての出走ということになりそう。
　ハマれば、どさくさまぎれの上位進出もありそうなだけに、不気味な存在。クイーン賞へ向けての試金石にもなりそう。

耐える青春
コウエイシャープ　Ｋｏｕｅｉ　Ｓｈａｒｐ　（写真）
牡９歳・鹿毛　笠松：小森　勝政厩舎　６５戦６勝　（未定）
父・アーミジャー　母・ロングシヤープ　母の父・ミルジヨージ
主な勝ち鞍……゜０５年宇都宮：ブライアンズロマン記念＝１９００ｍ

　ＪＲＡでのデビューは遅れて現在でいう４歳になってから。
　初勝利はどん詰まりの福島のものであったが、その後、３つの勝ち星を積み重ねてきた。
　その後、上がり目は無いと判断されたのか、金沢で１戦の後、栃木へと転入している。
　今年のブライアンズロマン記念では、いままでの勝ちきれなさがウソのような快勝劇で、重賞では初の３連単特払いという非常事態を引き起こしてしまった。
　宇都宮廃止後は、笠松へ移籍。相変わらずのレースを続けている。
　さすがにこのメンバーに入るとキツいが、もしこの馬が、複勝圏内に突入するような事態になった時、千葉県競馬組合が恐怖のどん底に突き落とされるのは、間違いない。

王者の名を継ぎし者
サクラハーン　Ｓａｋｕｒａ　Ｋｈａｎ　回避
牡６歳・鹿毛　船橋：川島　正行厩舎　３９戦６勝　（――）
父・アフリート　母・サクラセクレテーム　母の父・Ｄａｎｚｉｇ

不屈の女丈夫
ジーナフォンテン　Ｊｅａｎａ　Ｆｏｕｎｔａｉｎ　回避
牝７歳・栗毛　船橋：熊坂　光広厩舎　３４戦１２勝　（未定）
父・ベストタイアップ　母・ジュピターガール　母の父・パークリージェント
主な勝ち鞍……’０５年ＦＲＴ：報知グランプリカップ＝１８００ｍ、’０３年川崎：キヨフジ記念（エンプレス杯）ＧII＝２１００ｍ、’０２年川崎：スパーキングレディーカップＧⅢ＝１６００ｍ、’００年上山：若駒賞＝１７００ｍ、若葉賞＝１５００ｍ

東海からの刺客（その４）
スズランマック　Ｓｕｚｕｒａｎ　Ｍａｃｋ　
牝６歳・芦毛　笠松：山中　輝久厩舎　９３戦２勝　（尾島　徹）
父・メジロマックイーン　母・ウイルタイムオン　母の父・アスワン

　２歳の５月にホッカイドウ競馬でデビュー。緒戦こそ１０着に敗れたが、その後は勝ちきれないまでも入着を繰り返し、８戦目で初勝利。秋には南関東へ。
　その後もタフに出走＆堅実な走りを繰り返している――のはいいのだが、実は一昨年１０月に２勝目を挙げてから、勝っていない……。春以降は、同じ船橋で行われたマリーンカップで１０着になった他は、着実に成績を残しているとはいえ、いくらなんでもこの出走はムチャ。

絶対零度の旋風
トーシンブリザード　Ｔｏｓｈｉｎ　Ｂｌｉｚｚａｒｄ　（写真）
牡７歳・鹿毛　船橋：佐藤　賢二厩舎　２８戦９勝　（石﨑　駿）
父・デュラブ　母・ユーワトップレディ　母の父・ブレイヴエストローマン
２００１ＮＡＲ最優秀サラブレッド系３歳馬
主な勝ち鞍……’０２年ＦＲＴ：かしわ記念ＧⅡ＝１６００ｍ、’０１年ＴＣＫ：ジャパンダートダービーＧⅠ＝２０００ｍ、東京ダービー＝２０００ｍ、東京王冠賞＝１８００ｍ、羽田盃＝１６００ｍ、’００年川崎：全日本３歳（現２歳）優駿ＧⅡ＝１６００ｍ

　２００１年春、日本の競馬界に季節外れのブリザードが吹き荒れた。
　無敗のまま、当時の南関東三冠を制すると、ＪＤＤでも並み居るＪＲＡ勢を撃破。その後、骨折などで長期休養を繰り返し、気が付けば７歳の秋を迎えている。
　思えば、’０２年のかしわ記念以来、善戦はしているものの、勝ち星から完全に見放されている。
　個人的には思い入れのある馬だけに、この辺りで、復活のノロシを挙げてもらいたいのだが……。

湾岸道路の星
ナイキアディライト　Ｎｉｋｅ　ａ　Ｄｅｌｉｇｈｔ　（写真）
牡５歳・青鹿毛　船橋：出川　龍一厩舎　２２戦９勝　（石﨑　隆之）
父・ディアブロ　母・ナイキアラモード　母の父・スリルシヨー
主な勝ち鞍……’０５年ＴＣＫ：マイルグランプリ＝１６００ｍ、’０４年ＦＲＴ：日本テレビ盃ＧII＝１８００ｍ、かしわ記念ＧII＝１６００ｍ、’０３年ＴＣＫ：東京ダービー＝２０００ｍ、羽田盃＝１７９０ｍ、京浜盃＝１６９０ｍ、船橋：ブルーバードカップ＝１６００ｍ

　昨年のこのレースの勝ち馬。
　ＧIタイトルには、どうしてもあと一歩で届かない。
　今回もメンツが揃ってしまったが、スンナリ先行できれば、複勝圏内には食い込んでくるであろう。

最強を追い求め――
ノムラリューオー　Ｎｏｍｕｒａ　Ｒｙｕ　Ｏ　回避
牡５歳・栗毛　船橋：川勝　歩厩舎　２８戦５勝　（未定）
父・スキャン　母・ノムラテスコレデー　母の父・アスワン
主な勝ち鞍……’０３年ＴＣＫ：黒潮盃（東日本交流）＝１６９０ｍ、京浜盃＝１６９０ｍ

荒ぶる黒鷹
パレスホーク　Ｐａｌａｃｅ　Ｈａｗｋ
牡４歳・黒鹿毛　愛知：錦見　勇夫厩舎　３５戦９勝　（大畑　雅明）
父・ミシックドライブ　母・ネイティヴスノー　母の父・ダンサーズイメージ

　園田でデビューして、認定新馬戦を勝利。その後、２つ勝つものの、上位陣のカベは厚かったようで、昨年冬に名古屋へ転入。その後は、順調に出世し、オープンを窺う位置に来ている。
　――という状況下での、ここへの参戦はやや無謀な気もしないでもないが、先々の成長に繋がれば、といった感じだろうか？

船橋の潜航艇
ブラウンシャトレー　Ｂｒｏｗｎ　Ｃｈａｔｅｌｅｔ　回避
牡８歳・鹿毛　船橋：岡林　光浩厩舎　５３戦９勝　（――）　
父・ナグルスキー　母・マルカート　母の父・ゲイメセン
主な勝ち鞍……’０５年ＴＣＫ：金盃＝２０００ｍ、’０４年ＴＣＫ：マイルブランプリ＝１６００ｍ、東京シティ盃＝１４００ｍ、’０２年Ｄｏｎｃｏ：東海菊花賞（中部＆近畿交流）＝１９００ｍ、’０１年Ｄｏｎｃｏ：梅見月杯＝１８００ｍ、’００年金沢：サラブレッドチャレンジカップＧⅢ＝２０００ｍ、中京：名古屋記念＝１７００ｍ、笠松：節分特別＝１６００ｍ、’９９年笠松：ライデンリーダー記念＝１６００ｍ、Ｄｏｎｃｏ：ゴールドウィング賞＝１６００ｍ

東海からの刺客（その５）
ローズヒップ　Ｒｏｓｅ　Ｈｉｐ　
牝５歳・鹿毛　愛知：錦見　勇夫厩舎　４８戦１０勝　（吉本　隆記）
父・タマモクロス　母・スキャナ　母の父・スキャン

　３歳の２月にＪＲＡでデビューしたものの、１５戦して掲示板に乗ったのは２度だけ（しかし、７ヶ月でそれだけ使われるってことは、ハナから投げてた？）。それで障害に転向してみると、さらに負けッぷりが悪化。で、兵庫に転入。さすがにレベルが落ちたので、勝ち負けにはなるのだが惜敗が続き、名古屋へ流れ着いた。
　転入緒戦で初勝利を飾ると、何かに取り付かれたかのように勝ちまくり、あっという間に10勝を挙げていた。が、ここに来て、頭打ちの様相。クイーン賞の予行演習になれば――といったところか？

展望（みたいなぁ～カンジ）

　枠順が確定してみると、ＪＲＡ３頭、南関東地区４頭、そして東海地区５頭という、どこで重賞をやっているのか分からないメンバー構成に。
　半年ぶりのレースになるが、アジュディミツオーが人気を背負うことになりそう。だが、重賞連勝中のサカラート、復帰後３戦目となるカイトヒルウインド、復調気配のスターキングマンといったＪＲＡ勢が相手となるだけに簡単には勝たせてくれそうにはない。ここに春は惜しいところでＧIタイトルを逃しつづけたナイキアディライトが、どこまで食い込めるか？極端な話、５頭立てのレースと化してしまいそうな予感。
　とにもかくにもトーシンブリザードを含めた船橋所属３頭＆主催者にとっては、試練の一戦となるのは間違いない。

その割には冷たいよね＞日テレ？！（笑）

出走予定馬（９．２１現在） カッコ内は騎乗予定の騎手。 当然のことながら、負傷疾病その他により変更・取消の可能性あり。

ＮＡＲ南関東＋他地区所属

劫火の妖精 オースミエルフ Ｏｓｕｍｉ Ｅｌｆ 牝５歳・鹿毛 愛知：坂口 義幸厩舎 ２４戦３勝 （兒島 真二） 父・オースミタイクーン 母・オークアップル 母の父・Ｔｈｅａｔｒｉｃａｌ

王者の名を継ぎし者 サクラハーン Ｓａｋｕｒａ Ｋｈａｎ 回避 牡６歳・鹿毛 船橋：川島 正行厩舎 ３９戦６勝 （――） 父・アフリート 母・サクラセクレテーム 母の父・Ｄａｎｚｉｇ

東海からの刺客（その４） スズランマック Ｓｕｚｕｒａｎ Ｍａｃｋ 牝６歳・芦毛 笠松：山中 輝久厩舎 ９３戦２勝 （尾島 徹） 父・メジロマックイーン 母・ウイルタイムオン 母の父・アスワン