2001 第1回 ビーマイナカヤマ(JRA・高市 圭二) 牡7 56鹿戸 雄一
2002 第2回 ノボトゥルー(JRA・森 秀行) 牡6 58武 豊
2003 第3回 ビワシンセイキ(JRA・松田 博資) 牡5 57横山 典弘
2004 第4回 ?



この醜くも美しき冬のダートで
勇者達が舞い躍る。

農林水産大臣賞典
第4回とちぎマロニエカップGIII(北関東G1)
4th Running the TOCHIGI MARRONNIER CUP

12月7日(火) 宇都宮競馬場 1400m・右
サラブレッド系3歳以上 1着賞金3000万円
負担重量 グレード別定
フルゲート12頭(北関東4、他地区4、JRA4)
1周=1200m 直線=261m 幅員=20〜25m
4角出口からゴール板までの直線=200m 高低差=0.5m 
砂質=海砂 砂の深さ=イン側10cm〜アウト側8cm

出走予定馬(12.4現在)
◎括弧内は騎乗予定者。当然のことながら、変更の可能性あり。

JRA所属
シーキングザダイヤ(武豊)、ディバインシルバー(安藤勝)、ノボジャック(後藤浩)、ノボトゥルー(横山典)
補欠1.ストロングブラッド(未定)、2.エイシンハンプトン(未定)、3.エコルプレイス(未定)、4.クリスタルヴィオレ(未定)、5.ジンクライシス(蛯名正)

今日の糧を得んがため
明日への道を切り拓くため
その持てる勇気を振り絞って
運命に立ち向かえ――

NAR所属

兵庫からの刺客
シャワーパーティー Shower Party
牡6歳・青鹿毛 兵庫園田:曾和 直榮厩舎 23戦8勝 (小牧 毅)
父・ブライアンズタイム 母・アンフイニイ 母の父・マルゼンスキー

 JRAでデビューした当初は、3連勝を飾り、将来を嘱望され、実際にJRA皐月賞(14着)、NHKマイルカップ(9着)にまでコマを進めた経歴を持つ。
 その後、一昨年1月からの約1年半の休養、一度、兵庫に転入して3連勝して、再びJRAへ。大負けこそは少ないものの掲示板確保がやっとの成績で、この4月から園田へ再転入。その再転入緒戦のオープン戦(1400m)でシンドバッドらを相手にレコード勝ち。その1戦の後、再び休養に入り、このレースが約8ヶ月ぶりとなる。
 元々芝で実績を残していた馬だけに、深いダートへの適性となると、やや疑問符。また、主戦を務めていた岩田Jの落馬負傷により、急遽、小牧毅Jに乗り替わりとなったのも、マイナス材料になってしまいそう。
 悲願の兵庫県勢初制覇が懸かる年末の兵庫GTへ向けて、まずは試金石となる一戦。 


上州の猛虎
タイガーロータリー Tiger Rotary

タイガーロータリー(1.31根岸ステークス)
牡4歳・栗毛 高崎:川嶋 弘吉厩舎 23戦11勝 (水野 貴史)
父・ワカオライデン 母・ウエスタンイーグル 母の父・マグニテユード
主な勝ち鞍……゜04年高崎:スプリンターズ賞=1500m、新春杯=1500m、’03年宇都宮:しもつけ3歳スプリンターズカップ=1500m、北関東ダービー=2000m、高崎:北関東菊花賞=2100m、スプリングカップ=2000m、’02年高崎:二歳優駿=1500m

 昨年の北関東二冠馬である。
 それでも川嶋師の当初の評価の通り、本来はマイル前後で持ち味を発揮する馬のようで、今年は短距離戦線に専念。
 東京盃4着、JBCスプリント5着で、今や地方競馬界屈指のスプリンターに成長。5.5群馬記念奪還ならなかった今、なんとしてでもここはダートグレードのタイトルを手にしたい。


皆殺しの輪舞曲
パワフルダンサー Powerful Dancer
パワフルダンサー(5.24八汐賞)
牡6歳・鹿毛 栃木
宇都宮:平石 正己厩舎 58戦10勝 (早川 順一)
父・グルームダンサー 母・フェローズドーター 母の父・マルゼンスキー
主な勝ち鞍……゜04年宇都宮:宇都宮記念=1900m、八汐賞=2000m、’03年宇都宮:とちぎ大賞典=2000m

 元は名古屋でデビュー。2歳から明け3歳にかけて重賞戦線でも活躍するものの、いかんせん相手が悪すぎた(そりゃあフジノテンビー、レタセモア、セイエイカネノーが相手じゃあねえ……)。
 3歳春に大井に移るが、結局33戦して1勝のみで、昨秋、宇都宮へ。当地デビュー戦となった東京スポーツ杯師走特別で圧勝し、迎えたとちぎ大賞典では、逃げるトウショウゼウスを捕らえて快勝。転入2戦にして、一躍、スターダムにのし上がった。
 この夏はJRAへ遠征するも福島テレビOPでシンガリ負け。これはまだ良いとしても、7.25報知盃でブンブクマーチャンの末脚に屈し、9.5がんばれ宇都宮競馬特別でもブリッジクリアーと同厩のマルハチストライクに完敗しておいて、しっかりと宇都宮記念は勝利。テンリットル、タワリングドリームの高崎2強を制しての勝利だけに、価値は大きい。
 ただ、前走・天馬杯で2着に敗れたように、1400m戦では不安が先に立つが、JRA勢参戦でペースが上がることが予想されるだけに、そこに活路を見出したい。 


北の秘密兵器
バンブーボカ Bamboo Boca
牡4歳・栗毛 北海道:林 和弘厩舎 9戦7勝 (齊藤 正弘)
父・フォーティーナイナー 母・スプリングバンブー 母の父・ワツスルタツチ

 コスモバルクの快進撃に沸く、ホッカイドウ競馬から、昨年のビックネイチャーに続き、期待馬が参戦。
 今シーズン、遅いデビューを果たすと、怒涛の快進撃。
 C級条件を勝ったばかりながら出走を果たした道営記念でもハナ差の2着に入り、デビュー以来、連対率100%をキープしている。
 血統から考えても 1400mは十分に守備範囲。ホッカイドウ競馬のシーズンオフに伴い宇都宮入りも早かったようで、準備は入念。複勝圏突入以上の場面を作り出す可能性もある。


毎日が革命記念日
ピュアルネッサンス Pure Renaissance
牡4歳・鹿毛 名古屋:今津 勝之厩舎 22戦9勝 (岡部 誠)
父・アフリート 母・オシャレナウィーク 母の父・トニービン

 JRA時代は、ダートを主戦場にして活躍し、2勝を挙げている。
 名古屋へは今年2月から。転入後12戦中10連対で、連を外したのも重賞初挑戦となった東海桜花賞と佐賀でのサマーチャンピオンのみ。
 ただ、地元でも重賞未勝利の存在だけに、ここで勝ち負けできるかは疑問。来年、地元で開催されるJBCへとつながる走りが出来れば――といったところだろう(再転出の可能性もあるけど……)。
 微妙にイッコーオー(北関東的にはセイエイシェーンorタワリングドリーム?)なテイストを見せているような気がするのは、私だけ?


崇高なる三冠覇者
フジエスミリオーネ Fuji S.Millione
フジエスミリオーネ(11.7北関東菊花賞)
牡3歳・鹿毛 栃木
宇都宮:仁岸 進厩舎 21戦10勝 (平澤 則雄)
父・エイシンサンディ 母・ニシノフジエス 母の父・パレスダンサー
主な勝ち鞍……’04年高崎:北関東菊花賞=2100m、宇都宮:しもつけ3歳スプリンターズカップ=1400m、北関東ダービー=2000m、北関東皐月賞=1900m、北関東弥生賞=1900m、’03年門別:サンライズカップ=1700m、旭川:イノセントカップ=1500m

 道営時代は、重賞を2勝。
 そんな実績十分の馬が、何故、ここを走っているのか不思議なくらいの存在である。
 宇都宮へ転入当初は、勝てないレースが続き、昨年末のベラミロード記念かもしか賞では、マルハチエトルリア(現・TCK)に突き放され敗れるなどで、前途を危ぶむ声が出ていたが、年明けから一気に良化。
 チューリップ特別で転入初勝利を挙げると、以降は地元では向かうところ敵無し状態で、色々と紆余曲折もあったが、北関東皐月賞、北関東ダービー、そして前走・北関東菊花賞では、エフケーアニカにアタマ差まで詰め寄られるも、これを制し、現行の北関東地区のクラシック体系が確立されてからは、初めての三冠馬となった。
 ダートグレード初挑戦となったJDDや黒潮盃といった全国区の戦いでは、今一歩の成績ということもあって、ここであまり多くを期待するのは、やや酷な気もする。が、悔いのない走りで、来年以降に繋げてもらいたい。
 


冥府魔道への懸け橋
ブリッジクリアー Bridge Clear
ブリッジクリアー(10.18宇都宮記念)
牡5歳・鹿毛 栃木宇都宮:室井 康雄厩舎 48戦18勝 (内田 利雄)
父・サクラチトセオー 母・ベラミスキー 母の父・コリムスキー
主な勝ち鞍……’04年宇都宮:とちぎスプリンターズ天馬杯=1400m、穂の香賞=2000m

 北関東ダービー他重賞11勝のイヴニングスキー(現・高知)を筆頭に、2001年のNAR年度代表馬ベラミロード、夭折してしまったベラミチケットといった重賞勝ち馬を兄姉に持ち、さらに半弟・レッドジャスパーもJRA認定新馬戦を勝ち今後の活躍を期待されている、というわけで、まさに栃木版「華麗なる一族」を構成している一頭。
 この秋、秘められたポテンシャルが漸く開花したのか、充実一途。穂の香賞で、後続の追撃を凌ぎ切り、念願の初重賞制覇。続く宇都宮記念は4着、オープンでは2着に敗れたものの、事実上のトライアルである11.14とちぎスプリンターズ天馬杯を勝利し、今年は堂々と北関東代表馬として大一番に登場。
 力関係を考えれば、厳しい戦いになるのは、まず間違いないが、栃木県が誇る血脈が、一矢を報いる場面を――というのが、地元ファンの切なる願いだろう。


遅咲きの殺し屋
ヤマニンデューク Yamanin Duke
牡7歳・鹿毛 :TCK大井:佐藤 壽厩舎 50戦9勝 (真島 大輔)
父・ミシル 母・ヤマニンテリー 母の父・Saratoga Six

 デビューが遅れ、3歳の夏の漸く初出走(5着)。
 その後は、相手なりの走りで、コツコツと9つの勝ち星を積み重ね、7歳になった今年、いよいよA級を窺うまでになった――と思ったら、無謀にもJBCスプリントで重賞初挑戦。
 案の定、最低人気ではあったのだが、終わってみれば、タイガーロータリーに3/4馬身差の6着。南関東勢最先着で、意外にスプリント能力があるところ見せていた。
 それだけに、不気味といえば不気味な雰囲気漂いつつある。


展望――
 余程の奇跡でも起きない限り、これで最後のとちぎマロニエカップ。
 今やこのテの重賞は、JRA所属馬の為に存在しているといわれても仕方が無い状況が続いている。そこへもってきて、何を思ったかJRA森厩舎が3頭出し。よほど、森調教師が宇都宮(街を含めて?)がお気に入りなのか、あるいはJRAが輸送経費の圧縮を図ったのか、定かではないが、ロートルGI馬2頭に、NHKマイルカップから英→仏で2連続撃沈した挙げ句、初のダート挑戦の馬って、選定基準が今一つ分かりません。これで後になって、地元ワン・ツーとか決まって、レースレーティングがどうの、日程がどうのとか、そもそも重賞としての価値が――とか文句を云い始めたら、張っ倒すぞ、本当に。
 まあ、別にいいんですけどね、当日、武豊J目当てに宇都宮競馬場にお客さんが沢山来てくれれば。ただ、火曜日だしなあ……。最後まで、馬券は思ったほど売れません、競馬じゃ良いようにやられますじゃ、主催者も泣くに泣けまい。
 馬券作戦的には、小回りダート短距離ではイヤガラセのように強さを発揮するディバインシルバーが中心になるのは、間違いない。ただ、11.23全日本TCから、俗に云う「中1週」の臨戦過程が少々気になるところ。
 地方馬の中心となるのは、なんといってもタイガーロータリー。JBCスプリントでの激走の反動が気になるが、準地元の宇都宮で無様な走りは見せられない。ブリッジクリアー、パワフルダンサー、フジエスミリオーネも勝ち負けまでは厳しいかも知れないが、「一馬一殺」くらいの心境で臨んでもらいたいもの。
 また、地方他地区勢も来年以降に繋げていくためにも、そう簡単に負ける姿をさらすわけにはいかないだろうし、いわば「谷間のGIII」と揶揄されるこのレースにあっても、JRA勢の跳梁跋扈をこれ以上許すようだと、来年以降の地方競馬界のあり様にも暗雲が立ち込めることになるだけに、悔いの残らない走りをしてもらいたい。


宇都宮競馬場へのアクセス

 ◎無料送迎バス
 JR宇都宮駅西口12番のりばより、9:30、10:00、11:00、12:00。

 JR宇都宮駅西口→宮島町十文字→県庁前→東武宇都宮駅前→裁判所前→桜十文字→滝谷町→宇高前の経路。
 なお、復路は最終R終了後に順次発車。(よく確認のこと)

 JR小山駅西口9:45→JR小金井駅10:00→JR石橋駅西口10:15
 復路は、最終R終了後。(よく確認のこと)

 ◎バス
 JR宇都宮駅西口より路線バスで30分

 ◎電車
 東武宇都宮線西川田駅より徒歩10分弱。
 但し、浅草方面からの場合、東武動物公園or南栗橋から先の接続が、恐ろしく悪いので、覚悟されたい。帰りも一本逃すと悲劇……。

 ◎その他
 JR宇都宮線の雀宮駅からタクシーというのもアリらしい。

当日場外発売
は本場。は当日全競走発売。その他は当該競走のみの発売。は開催中の競馬場) 
北海道:札幌競馬場、Aiba静内、Aiba浦河、Aiba小樽、Aiba滝川、Aiba中標津、旭川レーシングセンター、ハロンズ岩見沢、Aiba(ハロンズ)苫小牧
青森県:テレトラックつがる、テレトラック十和田
岩手県:盛岡競馬場、水沢競馬場、テレトラック宮古、テレトラック釜石、テレトラック種市、テレトラック安代
秋田県:テレトラック横手、テレトラック山本
宮城県:テレトラック三本木、Offt大郷
山形県:ニュートラック上山(旧・上山競馬場)、ニュートラック松山
福島県:ニュートラックいいたて、オープス磐梯
新潟県:三条場外発売所(旧・三条競馬場)、Offt新潟、オープス中郷
茨城県:Offtひたちなか
栃木県:宇都宮競馬場足利場外発売所(旧・足利競馬場)
群馬県:高崎競馬場、境町場外発売所
埼玉県:浦和競馬場
千葉県:船橋競馬場
東京都:大井競馬場大井競馬場「ふるさとコーナー」、Offt汐留
神奈川県:川崎競馬場
石川県:金沢競馬場
岐阜県:笠松競馬場、シアター恵那
愛知県:名古屋競馬場、サンアール弥富
三重県:サンアール磯部
兵庫県:園田競馬場、姫路競馬場、神戸場外発売所(WINS神戸B)
島根県:益田場外発売所(旧・益田競馬場)
高知県:高知競馬場、パルス高知、パルス宿毛
佐賀県:佐賀競馬場、トゥルー佐賀
大分県:ドリームなかつ
熊本県:荒尾競馬場