三宣の現代サッカー用語講座

取り敢えず、次のW杯@ドイツまでに、これだけ知っておけば大丈夫!
徐々に内容を充実させていく予定です。

あか・がみ【赤紙】
 @審判が持っている紙のうちのひとつ。これを出された選手は、早く一風呂浴びることができる、次の試合を休めるなどの特典がある。A日本代表への召集がかかる状態のこと。
【用法】「赤紙が来たぞ〜!」

あなぐま【穴熊】
 FWも守備に参加させて、とにかくゴール前を固めてスタミナ勝負の持久戦或いは露骨に引き分けに持ち込む戦法。ただし、これが崩された時は、悲惨極まりない結末を迎えることになる。FWの動きによって「居飛車穴熊」と「振飛車穴熊」に分類されるらしい。

あなぐま・の・すがたやき【穴熊の姿焼き】
 上記の「穴熊」が、文字通り悲惨極まりない結末を迎えた時の表現。

いのうえ・しげのり【井上茂徳】
 @往年の名競輪選手で現・解説者。現役時代は「佐賀の鬼脚」の異名と共に、「昔、中野(浩一――皆さん、ご存じのあのお方です)さんゴチソーサマ、今、吉岡(稔真)君、ゴチソーサマ」の「天下のゴチソーサマ男」と呼ばれていた。A要は、おいしいところを持ってっちゃう選手のこと。往年の武田とか往年の武田とか往年の武田とか……。

いまい・しすてむ【今井システム】
 「藤井システム」と語感が似ているが、似て非なるモノの典型例。とにかく、中盤を省略し、ロングキックを多用。ひたすら「蹴って放り込む」サッカーを繰り返す戦法を指す。しかも、今、今井さんって、チャイニーズ・タイペイの監督なんですよね……?

うちゅう・りゅう【宇宙流】
 サイドからの切り崩しから攻撃するパターンが、現代サッカーにおいて主流となる中で、中央の攻防に重点を置くサッカーのこと。得てして、この戦術については採用する人間も含めて、凡人には理解不能の場合が多い。

うめざき・がい【梅崎買い】
 特定のこだわりをもち、フェチズムを感じさせるtotoの買い目を出すこと。そういう人間を指して、単に「梅崎」と呼ぶこともあり。
【用法】「この梅崎めっ!」

えびす・がい【蛭子買い】
 とにかく的中をめざし、やたらめったら買う点数を増やすこと。的中率は上がるが、その分、取りガミになることも多いので注意したい。

えんそ【塩噌】 
 財政難に悩むチーム・選手に、一部サポーターや奇特な人が、さりげなく渡す「食糧費」あるいは「食糧」。あくまでもさりげなく――なので、チーム・選手は恩義に感じても特に礼は云わなくても構わないし、渡す側も見返りを求めてはいけない類のものであると理解されたい。

おうしょう【王将】
 @故・村田英雄の大ヒット曲。A将棋のタイトルの一つ。B京都のスポンサーの一。全国に餃子チェーン店を展開している。

おお・どけい【大時計】
 競技場にある時計のうち、試合の残り時間を指し示すものを特に指す。

お・つとめ【お勤め】
 出場停止などになった選手が、罰則として様々なボランティア活動を行うこと。
 サポーターズショップの一日店長や、無料サッカー教室などもこれにあたる。
 但し、最近のJリーグを見ていると、本格的なお勤めをする選手も出てきそうな雰囲気だが……(汗)

お・てら・ゆき【お寺行き】
 元々は競輪業界の用語。シーズン中、何度も乱暴狼藉を働くなどした選手を更正させるべく、強制的にシーズンオフにして、一定期間、寺社などで研修させることだが、Jリーグでも「オフ企画」として本気で導入を検討しているとのウワサもある。

がくと・しゅつじん【学徒出陣】
 主として人材難に悩むクラブが、本来、第2種登録の選手(主に高校生)をトップチームに登録して試合に使うこと。

かたひら・たくみ【片平巧】
 @ピッチが乾いている時は神かがったプレイを見せるが、雨が降ってきて湿ってこようものなら、著しく戦闘力が落ちる選手のこと。Aつまりは、そういう選手がいるんですよ、オートレースに。ただ、最近は雨でもSGの予選くらいなら、軽くブッチ切る時もあるようですが……

かに【カニ】
 悲願のJ1昇格を果たしたものの早々に逆戻りしたベガルタ仙台の蔑称。語源は……彼らを見れば分かる。

かませ【かませ】 
 「かまし」とも云う。カタカナ表記の時もあり。選手が力を発揮しやすいように、最近は主にアミノ酸などを補給させたりすること。決して○○○や○○○○を打ったりすることではない。

かませ・いぬ【かませ犬】
 有り体に云えば、自信をつけさせる為に呼ぶ試合相手のこと。
【用法】「オレは、中田英寿のかませ犬じゃない!」

きっく・の・おに【キックの鬼】
 @伝説のキックボクサー・沢村忠の異名。同名で劇画&アニメ化された。A相手を「削る」ことに情熱を燃やす選手のこと。BNHK的には、松平定知アナのことを指す。

ぎゅうかく・さんれんせい【牛角三連星】
 フィリップ・トルシエが監督を務めていた頃、頑なに守り通していた、フラット・スリー&ドイスボランチの守備布陣。その形が牛の頭部に似ているから、一部でこう呼ばれていた。

き・れんじゃー【キレンジャー】
 @大井、川崎、浦和の3競馬場で開業している超有名予想業者の助手(最近、先生が引退し、後を引き継いでいる)のこと。A確か、正確には「黄連ジャー」と表記する。B端的に云えば、毒舌な解説者などのことを指す。
【用例】「あの解説者って、最近「キレンジャー」化が進行しているよなあ……。

くうちゅう・せん【空中戦】
 @身長の高い選手を前線に配備して、高いクロスからのヘディングなどで得点を狙ったり、細かいパスをつなぐよりも、ロングキックを使ってサイドチェンジをすることを中心にするサッカー。要はボールが空を飛んでいることが多い試合のこと。A内藤國雄九段が、これで一世風靡したこともある。

くさ・かり・ば【草刈り場】
 J1からJ2に降格したチームのこと。

くろす・かうんたー【クロスカウンター】
 相手がカウンターに出てきたところを見計らって、逆にカウンターを仕掛ける高等戦術。相手には相当なダメージを与える事が出来るが、同時に自軍も相当なダメージを食うことを覚悟しなければならない。
 相当、体力、精神力に自信のあるチームにしか出来ないだろう。

こうそく・の・よせ【光速の寄せ】
 敵ゴール前で、次から次へと波状攻撃をかけること。

ご・きげん・なかびしゃ・こうげき【ゴキゲン中飛車攻撃】
 相手の攻撃に構わず、ひたすら中央の強行突破を目指すこと。決まれば痛快かつゴキゲンな戦法であるのは確か。

こばし・まさよし【小橋正義】
 人を利用するだけ利用して、おいしいとこだけ持っていた挙げ句、自分だけさっさとどっかに行ってしまう選手のこと。「井上茂徳」を負の方向にグレードアップさせると、こうなる。要は、やなヤツのこと。

さし【差し】
 @ボールを持っている選手よりもセンター寄りの選手が、オーバーラップすること。A中盤の選手が敵陣ペナルティーエリアに切り込むこと。

さっかー・かい・の・めがみ【サッカー界の女神】
 業界的には、タレント・白石美帆のこと。いつの間にか、こういうキャッチコピーが付けられるようになっていた。
 そりゃあまあ、確かに美人だし、片エクボがキュートだし、それなりにキャスターやレポーターも出来るのだけど、正直なところを云わせてもらえば、随分安っぽい女神だなという気がする。

さんが【サンガ】
 京都パープルサンガの略称。ちなみにサンスクリット語では、「仲間」、「群れ」、もっというと「教団」を意味するらしい。さすが京都、といった感じだが、メインスポンサーの会長が会長だけに、シャレでは済んでいない。

じつだん【実弾】
 ズバリ、新人及び移籍選手獲得の他、あらゆる場面で使われるであろうお金のこと。

じゃとこ【ジャトコ】
 @’98年の旧JFLで30試合で97失点という不滅の金字塔をうち立てたチームから、守備がザルそのもののチームのことを指す。A現・ジヤトコ(読みは変わらず)、静岡県にある自動車部品メーカー。主にミッション系の部品を生産・販売している。現JFLでは、そこそこ強いチームになっていたのだが、活動休止してはや数年の月日が経過している。

じゅん・こうせい・いん【準構成員】
 主に練習生及びトレーニー契約の選手のことを指す。

しろい・へんじん【白い変人】
 J2に降格し、今や北海道日本ハムファイターズに人気面で押され気味のコンサドーレ札幌への蔑称。まあ、このチームも元々は川崎にあったわけなんですけど。
 ただし、北海道内でこんなこと云ったら、間違いなく命が無いので注意。

たいき・こうどう【待機行動】
 フリーキック、コーナーキックなど、試合中にプレーが止まった時の一連のポジション取りのこと。そこでは高度な駆け引きが展開されるのは云うまでもない。
【用法】「そないな待機行動で勝てる思うとんのかああ!?」

でじま【出島】
 @長崎市にある人工島。江戸時代に鎖国下にあった日本において、唯一オランダ人のみが居留することが出来、徳川幕府にとって海外への接点でもあった。A大相撲の力士。大関から陥落して久しい。Bさいたま市駒場スタジアムのアウェーチーム応援席のこと。

てっぽう・だま【鉄砲玉】
 要は、相手チームのキープレイヤーを消す為だけに送り込まれる選手のこと。このタイプの選手が投入される場合、時として勝敗すら度外視されるという……。

てんぐ・やま【天狗山】
 クラブの練習グラウンドにおいて、選手の様子を見るための高所一般を指す。

てんげん【天元】
 センターサークルの中心にあるポイントにして、まさにフィールドの中心点のこと。ここからキックオフされる。

ド・ド・ド【ドドド】
 主に全力疾走時に脚部に異常が発生することを言う。

はげ【禿】
 @日本中央競馬会の栗東トレセンの某調教師のこと。Aフランス代表主将のこと。B九州の某チームの元監督のこと。C兵庫県競馬組合の給料だけはしっかりとっている自称顧問のこと。Cとある在京クラブの専務のこと。

はつ・ばき【初履き】
 新型のスパイクを履いて、初めて試合に出場すること。初の実戦投入ということもあり、その効果は吉にも凶にも出るようだ。

はらい・まきこみ【払い巻き込み】
 中払大介の得意技の一つで、元々は柔道の技の一つ。(右組みの場合)相手の右腕に自分の右腕を上から絡ませて、文字通り巻き込みながら投げる技。まともに決まると、相手は投げられるしか無い上に、受け身も殆ど取れず、ほぼ確実に腕を破壊することが出来る。
 ――って、なんでそもそもこんなもんがJリーグで見られるんじゃ?!

ひっ・ぱる【引っ張る】
 ユニフォームを引っ張ったりして、相手を妨害すること。当然、反則行為で最近の規約改正で警告の対象となっているので注意。決して、勝負どころで○○○をすることではない。

フラット・スリー【フラット・スリー】
 囲碁で云うところの三連星の布陣のこと。武宮正樹九段が黒番に立ったとき、よく採用する。

フラワー・ぐんだん・こうげき【フラワー軍団攻撃】
 とにかく徒党を組んで、ボールを奪いにいったり、囲い込んだりすること。この場合、キープレイヤーが標的になるのは、云うまでもない。

ほそかわ・つとむ【細川勉】
 その時のモチベーションによって、パフォーマンスの質が著しく変化してしまう選手のこと。

マーク・や【マーク屋】

 その試合で特定の選手にマンマークにつく選手のこと。主にボランチの選手のことも指す。

まくり【捲り】
 @ボールを持っているプレイヤーより、タッチライン寄りの選手が、オーバーラップしてくること。サイドバックがこの戦法をよく執る。A守勢に回った攻撃的選手が、後ろから相手を追い抜いてボールを奪いにかかることも指す。

みさき・ちゃん【MISAKIちゃん】
 テレビ神奈川(TVK)の「キックオフFマリノス」のMC。その他、TVKにおいてはスポーツ実況、ナレーションで八面六臂の活躍を見せ、さらにいうと最近「滝口順平化」の進行が著しい、三崎幸恵の愛称。
 ただし、TVKウォッチャーの間では、神奈川県民の愛人(オイ)・「みさとちゃん=(野中美里)」(゜05年3月に退職)の方が、圧倒的に人気がある。

みどり・むし【緑蟲】
 東京ヴェルディ1969に対する蔑称。ただこれなんぞは、比較的カワイイ方である。

れんが【煉瓦=レンガ】
 レンガ1つ=1000万円のこと。
【用法】「あの新人には、契約するのにレンガ2つは必要だろうな……」

やり・やらず【ヤリ・ヤラズ】
 読んで字の如し。つまり、その試合でその選手が、やるかやらないか、ということ。

やぐら・ぼうぎん【矢倉・棒銀】
 自陣をGKを入れた8人で固め、FW2人で主に攻め込み、時折カウンターを狙う戦法。下位チームが上位チームと闘うときによく執られる。別名・加藤一二三殺法。

わかい・しゅう【若い衆】
 主に23歳以下の選手の事を総称して指す。


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