表があるところには、必ず裏があるというのは定説ですが、このTCKでも洗練されているイメージの強い広報活動をしている一方で、どう考えてもケンカ腰なキャッチコピーが展開されていたりします。ここでは、私が発見したものの中でも強烈なインパクトを残した物を紹介したいと思います。(2002.6一部増補)
確か、中央との交流が本格化した95,6年あたりに、場内でちらほら見かけられたポスター。JRAと当時、開場したばかりの新・盛岡競馬場(ORO PARK=公営の競馬場としては、唯一芝コースを持つ)をターゲットにしたのは明白。つまり、TCKは、あくまでも独自の価値観を貫き通しますよ、という意思表明だったのでしょうか?
98年の年明けだっただろうか、たまたま訪れた広報部でそのポスターを発見。これぞまさしく、一部でよく云われる「TCK中華思想」の根源をよく表現しているコピー。つまりTCKこそが、唯一最高に面白いものであることを世間にアッピールしたいわけですね。
98年のトゥインクルレース向けに使われていた「裏」コピー。当時、某アイドルを起用していたJRAのCMのコピーに「本当は」の3文字を加えただけ。いわゆるパクリというやつなのだが、どう考えても、これはJRAに対してケンカを売っているとしか思えなかった。圧倒的に規模が劣るとはいえ、JRAに単独で対抗出来うるTCKだから許される手法と云える。ハッキリ云ってしまえば、当時の猿岩石を使っての「明日の夜は何をしてますか?」より遥かにインパクトがあった。
’99年に見かけた。馬の顔のドアップの真ん中にポツンと書かれていたコピー。最近のレジャー化路線を自ら完全に否定しかねない、凶悪そのもののコピー。一説には、場内のルーティンアナウンス(〆切5分前や払戻金アナウンス等)のCVが、冬馬由美さんで、それを知っている一部ファンをニヤリとさせるためだけに作られたという説もある。
これは裏と呼ぶには、ちょっと語弊があるかもしれない。’00年〜’01年の昼間開催期間中に流されていたCMのコピー。CMにしてもコピーにしても、そしてTV中継のOPアバンタイトルにしても、得てして昼間開催中のものの方が、センス良く感じられることが多いのは、筆者の気のせいだろうか?
と、思っていたら、トゥインクル期間中でもやってくれました。’01年の9月、電車の中吊りで見かけたもの。第1回JBCも間近であったこともあって、いかにも喧嘩腰で強烈なインパクトをありました。
これは表なのですが、「熱い場所には――」の焼き直し。’01〜’02年の昼間開催期間中のCMのコピー。やはりTCKはこうでなくっちゃ!。
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