興津高校は、どこにある?!

 
 管理者が最近ハマっているコミックに、「せんせいのお時間」というのがあるのですが、そこで個人的にずっと「謎」になっているのが、主要な舞台となっている興津高校は、一体、どこに存在しているのか(どこの土地をイメージしているか)ということ。
 そこで、私は登場人物のセリフ等から、その辺りを探ってみることにしました。
 と、云っても「せんせいのお時間」って何?という方も多いでしょうから、簡単に作品と登場人物などを紹介しておきましょうか。


 「せんせいのお時間」
 原作 ももせたまみ (竹書房・まんがライフオリジナル―通称・ライオリ―で連載中)
 1999年4月より、ラジオたんぱ「南央美のせんせいのお時間」の中でドラマを放送中。
 同ドラマCDは、現在6作品がリリースされている。

 主な登場人物(カッコ内はラジオドラマでのCV)
 
 鈴木 みか (南 央美)……主人公で興津高校の国語教師。ちっちゃくて童顔。でも27歳。
 小林 (川上 とも子)……典型的な90年代中盤のコギャル風女子高生。が、時折、その範疇から逸脱する行動も見せる。
 関 譲治 (子安 武人)……ロン毛でナンパと王様ゲームが大好き。しかし、最近は女に目覚めつつある。
 北川 (山崎 和佳奈)……頭脳明晰、美人、ナイスバディな女子高生。だが、ロリ系の女性好きなかなり危ない一面も持つ。つーか、完全に危ない。
 富永 (榎本 温子)……見た目はかわいいが、性格がキツい、というより悪い。実際よく居るよな、こういう奴。
 流 静=委員長 (大谷 育江)……アイドル大好きのメガネっ娘。深く静かに怒るタイプ。実は大ザル。
 工藤 (上田 祐司)……頭脳明晰なハンサムボーイ。実はボーイズラブな男子高校生。末武に思いを寄せている。
 末武 健太(山口 勝平)……典型的なスポーツバカだが、この面子の中では、彼が一番まともな高校生ということになる。
 渡部 匠 (岡野 浩介)……マンガ研究会所属。典型的なオタクだが、この中に入ると、まだまだまともな部類。
 中村 元=おやじ (岩田 光央)……高校生にしてギャンブル狂。風貌がおやじ。実はおしゃれな一面も。
 中山 千夏 (清水 香里)……渡部のマンガ研究会の後輩。どうやら北川に餌食にされた模様(汗)。
 松本 リンダ(渡辺 久美子)……みかの同僚で高校の保険医。色っぽいが枯れ気味。なんと、新潟のホテルチェーンの令嬢らしい……。
 みか父 (梅津 秀行)……娘に甘い。年齢、どうやら宗教団体の職員らしい。
 みか母 (一城 みゆ希)……年齢不詳だが、どうやらまだ50前。で、ひとり娘は、一体どっちに似たんだ?
 新川……確か、ラジオドラマには、未だ登場していないハズ……(このあたり管理者もいい加減なものでして……)。みかの同僚で数学担当。いかにも気の弱そうな若手教師。尿道結石で病院にかつぎこまれた経験アリ。

 と、ここまで来たところで、さてそろそろ本題に入りましょうか。まだまだ途中経過ですが、まあ見てやって下さい。ツッコミも大歓迎です。

 興津高校の所在地を推定するのにあたって、私が注目したいのは、中村君の存在である。彼は前述のようにギャンブル狂であり、原作及びCDドラマでの話しぶりからして、三競オートは一通りこなし、休日などは足繁く賭場に通っているようである。一応、高校生なので電話投票権などは持っていないだろうから……。但し、ノミ行為なら当然、話は別になるが……。
 つまり彼の行動範囲が特定できれば、ある程度の位置関係は分かるだろう。
 まず、彼はオートレースが一番好んでいるようだ。オートレース場は、全国に6場(船橋、川口、伊勢崎、浜松、山陽、飯塚)しか無いうえに1999年4月当時で、場外発売所が存在していなかったことから、一気に絞られる。
 次にドラマの第1話で、土曜日の放課後に末武君と翌日の競馬の予想をしていたのだが、その際に彼は、連勝単式で予想をしていた。現在、連勝単式の馬券を売っているのは、地方競馬だけである。当時、この賭式を導入していたのは、新潟県(新潟&三条)、足利、浦和、船橋、川崎、大井、金沢、笠松、名古屋、益田、福山、高知、佐賀、中津である。この中で、オートレース場が近いという条件を加えると、新潟県内の2場、金沢、福山、高知が、ほぼ無条件で消える。さらに中津も所要時間の関係で消える事になりそうだ。さらに名古屋、笠松、佐賀についても、かなり厳しい。理由を挙げてみると、まず名古屋の場合、名古屋競馬(通称・ドンコ競馬)は、同じ県内にある中京競馬場やWINS(場外馬券発売所)がある関係で、日曜に開催することは難しい。もっと大きな理由に、ドンコも中京も「名古屋競馬株式会社」が、管理・運営を行っているので、同じ日に2つも開けるのは、コストの問題で難しいはずだ。笠松については、日曜にも開催しているが、今度は中村君がオートレースに行きづらくなる。一番近い浜松オートまで行くのも一苦労になってしまう(だいたい片道だけでいくらかかるんだ?)。もし、かじる程度にギャンブルを楽しんでいるだけの末武君が、未だに場外発売網が整備されていない地方競馬の馬券を気軽に馬券を買いに行ける環境にあるとするならば、中村君のオートレースへの親しみ具合から考えても(だいたい、あんまり遠くては、そうそう通えるものではないし……)、かなり厳しいことが分かる。
 そして足利。
 足利から両毛線で西へ向かうと、そこはもう、ギャンブルパラダイス(笑)。
 中村君の先祖もあるいは、この辺りを流浪していたのかも?
 ただ、その両毛地域では、まだ農業が盛んであり、その描写は作品中に無い。
 もっといえば、「麺」のネタも無い(かなり偏見だなあ)。
 ここまででだいたい首都圏に絞られるくるハズだ。
 となると、同一市内にオートレース場と競馬場を抱える船橋近辺が、にわかにクローズアップされてくるのだが、ここで大きな問題がある。船橋、浦和については、原則的に土日に開催及び場外発売は行わないのである。となると彼らが、あの時予想をしていたのは、大井競馬のレースあるいは、確率はやや低くなるが川崎競馬のレースだった可能性が高いのだ。
 次に私が注目したいのは、彼がみか先生と旅行に行った際、「多摩川競艇の最終Rが来てなかったら――」と発言していることである。大きなレースならば、近隣の平和島、戸田、江戸川でも場外発売をしている可能性がある。
 そうなると、京浜東北線or山手線沿線が、有力な候補に上がるのではないだろうか。

(この項、もうしばらくつづく) 2000/11/14

 ↑と書いておいて、3年半も放置してたんだな、自分……。
 で、こないだまでTVアニメが放送されていて、興津高校は「都立」という設定になっていたので、まずは東京都内にあることは確定。
 最近の原作コミックを読んでいると、なんとなく、やはり作者の出身地近辺と思われる台東区あるいは中央区がくさいと踏んでいるのだが……。

 2004.7.23


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