実のことを明かしますと、私は特発性過眠症と呼ばれるものにかかっているらしい。
最近、巷で話題になっているナルコレプシーの軽いヴァージョンだと思えば、話は早いだろう。
原因は不明。それでいて微弱ながらも遺伝する病気らしいから、なおタチが悪い(爆)。
元々は不眠症だったはずなのに、何時の頃からか、ひたすら惰眠をむさぼるようになっていたのだが、最初は単純に勉強やら仕事から逃避するために眠くなるのだろう、と自分でも考えていた。ところが、ここ数年というもの、好きな事をやっていても猛烈な眠気に襲われるようになったと。決定的だったのは、一昨年の青雲賞(現・ハイセイコー記念)の時。あろうことかレース中に寝てもうた(笑)。その時は、腹を立てるのを通り越して、哀しくなったなあ……。
で、医療相談に行った結果、「睡眠時無呼吸症候群」の疑いアリということで、まずは呼吸器科で検査・診察。しかし、特に異常はなし。それではということで、よりによって精神神経科を紹介され、上記のような診断が下ったわけである。
話を訊けば、現代の医学では、この病気に関しては、対症療法しか治療方法が無いそうな。
それで現在、医師の処方の下、かなり強力な向精神薬を飲みながらの生活。
テンションが下がっている時に呑めばいいんだけど、うっかりテンションが上がっているときに呑むと結構、トリップ状態になったりするので、呑むタイミングが難しかったりする。
それで失われてしまった時間を思うと、結構無念かも。
ただでさえ、無気力タイプの人間だというのに、それでさらに惰眠をむさぼっているんだから(爆)
でも、案外、近くにも同じ様な症状を抱えている人間がいるかもよ、ということで書いてみました。
(2002.6.28改訂版)
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