MXTV人名辞典〜や行〜


矢内 理恵子(やうち・りえこ)
 日本将棋連盟所属の女流棋士(女流五段)。
 17歳でタイトル(女流王位)を獲得するなど、その強さと透き通るような美貌には定評があり、将棋雑誌の表紙を飾ることもしばしばである。
 和服がとても似合う。一線から退き気味の現在でも、老若男女を問わず、さらに将棋、囲碁関係者にも大変な人気がある。
 ’06年3月までNHKBS「囲碁将棋ウィークリー」のキャスターも務めていた。
 結婚前は、山崎隆之七段(当時)や囲碁の武宮正樹九段が、密かに口説くチャンスを伺っていたとかいないとか。また、吹き矢に凝っていた時期もあった模様。
 タイトル歴は、女王2期、女流名人3期、女流王位1期。他にレディスOPトーナメント優勝2回。


柳沼 淳子(やぎぬま・じゅんこ)
 セント・フォース所属のフリーアナウンサー。
 福島県郡山市出身。ファンの間では「ずんこたん」と呼ばれていた 。
 当時は恐るべきセクシーボディで、’04年早春、都立高校入試解答速報番組のMCとして出演。スタジオに来ていた中学生男子には、刺激が強すぎたのではないか?と管理者は勝手に心配している。
 また、グリーンチャンネルの「全国地方競馬便り」のMCとして、一世を風靡した。
 いや、実際、目の前に居ても精巧なCGなんじゃないかと思う瞬間もあったなあ……。
 ’05年4月から’07年3月までと、’13年4月から’14年7月まで2回にわたり、東京シティ競馬中継のアシスタントを務めた。
 結婚、出産後は、ワイン関連の分野で活躍中。
 ちなみにスケーターの方は、「八木沼純子」。


薬師寺 広(やくしじ・ひろし)
 昔はテレビ朝日系の伝説の早朝番組「CNNデイブレイク」で経済ニュースを担当。その後、MXで初期のころ、アンカーを務めていたが、ブルームバーグに移ったらしい。


八代 華代子(やしろ・かよこ)
 フリーアナウンサー。
 夫は国際弁護士らしい。
「ふるさとホットライン」の二代目女性MC(初代の人は、よく知らない……)を務めた。
 近年は、食育インストラクターをやっているとかで、2020年現在、電車のダイエット法の広告で写真をみかけるような気がする。


柳原 亜希子(やなぎはら・あきこ)
 2018年より、ホークス中継でリポーターを務めている。


山内 孝徳(やまうち・たかのり)
 元プロ野球選手。
 現役時代は、山内隊(よしだみほ先生のマンガにもあったな、このネーミング)の一人として、’80年代〜’90年代の南海→ダイエーと続くホークスの、そしてパ・リーグの「暗黒時代〜残酷時代」を支えた好投手。
 7年連続2ケタ勝利、8年連続2ケタ敗北、そして通算は100勝丁度。
 2015年ごろからホークス戦中継の解説者を務めている。

 
山川 牧(やまかわ・まき)
 「おしゃフレ」水曜日(’00.4〜’01.3)に登場。京都府出身。
 かなり性格がキツそうな女性だが、斉藤リョーツの厳しい攻撃に遭っては、しょっちゅう一触即発状態になっていた。
 一説によると、放送後は、月曜日とは、また別の意味の修羅場と化したこともあったらしいが……。
 ’00年末まで、中央競馬の場内FM(TSS)に出演していた他、2010年代以降もFM等で活躍。


山口 容子(やまぐち・ようこ)
 「東京リトルガリバー」のレポーターとして出演していた。


山ア 隆之(やまさき・たかゆき)
 日本将棋連盟所属のプロ棋士(八段)。氏名の本来の表記は「たつさき」だが、通常時は常用漢字で通している。
 ’03年度は、怒涛の公式戦22連勝を記録。’04年も大活躍で11月に六段に。
 新人王戦に2度優勝の他、今は無き早指し新鋭戦でも優勝。そして’04年度は、羽生を破ってNHK杯を優勝と――今、若手では渡辺明に次ぐ存在として注目を集めている。。
 「鹿島杯」で解説として登場。そして、目黒貴子の毒牙にかかってしまった。
 森信雄(六段)門下、ということで、あの村山聖(故人)の弟弟子である。
 順位戦はB級1組、竜王戦は2組。タイトルには一歩及ばず(挑戦も1回=王座戦のみ)ではあるが、NHK杯2回、ネット将棋最強戦1回、新人王戦2回、叡王戦(トーナメント時代)1回、日本シリーズ1回の優勝を誇る。
 かつて、矢内女流名人(当時)に気があったのか無かったのか定かではないが、NHK−BSの名人戦中継の大盤解説中に告白するという大暴挙を敢行し、将棋史に残る伝説となった。 


山下 しげのり(やました・しげのり)
 現・インタビューマン山下。
「ジュディ・オングを壊した男」。
  ’02年7月から始まり年末で終わってしまった。公開生放送「5時の魔法使い」のメインMC。
 受けに回ると、やや弱そうだが、攻めに入ると、まさに騎虎の勢い。
 その勢いで半年間を駆け抜けていった。
 その後、総合格闘技にも進出→芸人引退→芸能記者に転身と同時にうどん店の経営を始めたようだが、今、どうしているのだろう?


山下 末則(やました・すえのり)
  元日本テレビのアナウンサー。
  時々、ホークス戦の実況をしている。


山田 武生(やまだ・たけお)
 武蔵野テニススクールの主任コーチ。
 というわけで、「東京スマッシュ」でアシスタントコーチ役を務めていた。
 が、小森コーチよりは、柔軟性があるらしく、塩川→須藤と続いた暴走型MCにも見事に対応していた。
 異性からはモテそうなのはもちろんのこと、同性からも信頼を得られそうなタイプである。


山田 邦子(やまだ・くにこ)
 タレント。東京都出身。
 ’02年4月より「邦子のCatch on 東京」の司会を務めていた。
 正直、見ていてしんどい。


山田 久美(やまだ・くみ)
 日本将棋連盟の女流棋士(女流四段)。現在は、連盟女流棋士会の会長も務める。
 何となく垰口美穂子(フリーアナウンサー)に似ていると思っているのは、筆者だけだろうか?
 ジャガー横田似の風貌から「ジャガー」の異名も持っている。


山田 五郎(やまだ・ごろう)
 雑誌編集者にして評論家。
 ’03年4月からリニューアルされた「怪傑リトルガリバー」のMC。
 なんだかんだで番組が結構締まっているのは、さすが。


山田 玲奈(やまだ・れな)
 「テレバイダー」のキャスターを’01年7月から’02年3月まで担当。
 確か、ちょっと前に京浜急行のキャンペーンガール(結構、有名どころを輩出している)をやっていた。
 実はかなりの格闘技系の模様。
 その後は、’02年10月からTBS系「いちばん」のお天気キャスターを務め、気象予報士の資格を取得。
 さらに2008年からセント・フォースに在籍し、キャスターとしてのキャリアを重ねている。


山中 つよし(やまなか・つよし)
 「とびっきり!」に出演。
 確か理学博士であの「ソノコ」から本を出しているらしい。
 この番組出演を足がかりに、タレント業に本格進出を狙っているのだろうか?と思っていたら、「美容研究家」として、ラジオのパーソナリティーとしても活躍。


山中 寛(やまなか・ゆたか)
 耳目社所属ということで、’05年より古川アナ(別項参照)と半々でTCK中継の実況を担当。
 ’06年より後半レースを全て実況していた。


山本 榮治(やまもと・えいじ)
 芸人。「気楽に行こうよ」でMC(レフェリー?)担当。
 あれを半年やっていただけでも感服に値する。


山本 麻里央(やまもと・まりお)
 山本麻里央と山本麻里安、一文字違いで大違い……それはともかくとして、伝説のトーク番組「レインボーカフェ」の司会。
 

柚木 涼香(ゆずき・りょうか)
 声優。元々は別芸名でグラビアアイドルとして活躍していた。
 ’06年放映のアニメ「うたわれるもの」でヒロイン役のCVを務めている。
 どうも相手役の声優(小山力也)に本気で熱を上げていたらしく、他の女性声優がちょっかいを出そうものなら、それは大変なことになるとかならないとか……。
 実際、二人でパーソナリティーを務めているラジオ番組で、自身がスケジュールの都合で欠席した際、小山(力)と当該回出演のゲスト(女性)に対し、「おイタ(=小山に対してはゲストに対するアタック、ゲストには小山に対するアタック)をしたら、刺しますよ」という趣旨のメッセージを残し、多くのアニメファンに戦慄を走らせたのは、今や伝説。
 

友利花(ゆりか)
 「ともり・はな」ではない。
 声優としては、落合祐里香→長谷優里奈の名義で活躍していたが休業中で、現在はシンガーソングライターとして活動している。
 「To Heart2」の柚原このみ役、「アイドルマスター」シリーズの萩原雪歩役(初代)で著名。


優奈(ゆな)
 →「暮羽優奈」の項を見よ。


葉 千栄(よう・せんえい)
 元俳優で、現在は東海大の教授(この辺りの経緯はよう分からないが)。
 開局直後から2001年3月まで放映されていた「アジア電視台」で長いことMCを務めていた。


吉岡 牧子(よしおか・まきこ)
 元騎手。
 OL生活を経て、今は無き益田競馬で騎手としてデビュー。
 壽引退までに350勝(重賞1勝)を挙げている。当時、現役最高齢現役馬だったウズシオタロー(なお、牝馬)とコンビを組んだことも。
 現在は東京を拠点に、デイリースポーツ、ハロンなどでライターとして活躍。(旧)TCK中継にゲスト出演したり、大井競馬内でかつてあった場内ラジオ(ニッポン放送製作)にも解説者として出演していた。
 予想に関していえば、故・安部譲二氏をして「彼女こそ真のプロだ」と言わしめたほど。
 そういえば、この人が乗っていた頃って、まだ昭和で、管理者なんぞは小学生だったんだよなあ(呆)――などと本人の前で思わず口走ってしまい、怒られてしまった――というのはウソのような本当の話です(反省)。
 ついでに元名古屋競馬所属の宮下瞳騎手に通算勝利数で並ばれた日、話を振ったら、「その話は耳にタコ!」と、激怒されたのは……これも実話です。
 いや、おキレイな方ですよ。というか、むしろ、昔、テレビの特集などで見た時などは「恐いおねえさん」のイメージが強かったもので……(言い訳になってない)。


吉田 勝彦(よしだ・かつひこ)
 ダートプロダクション所属。兵庫県競馬(園田&姫路)の場内実況を担当していた。
 元々は声優志望だったが、18歳の時にアルバイトで春木競馬(廃止)の場内実況をして以来、2020年正月までの64年(2014年に世界最長キャリアを誇るレーストラックアナウンサーとして、ギネスブック認定)にわたり、約9万のレースを実況した地方競馬界の「生きる伝説」。
 TCK中継において、実況アナによる予想対決にテレビ電話にて出演。
 40代の頃に片方の眼を失明したが、時折、レースの結果を予知しているかのような、そして鬼気迫る実況もあって、2010年代以降は主にネット上で「吉田神」と称されていた。

「もう兵庫県の馬でどうしようもない!!」
「益田の馬が来たー!」
「11連勝で日本一なのか?!九州は荒尾の馬が粘る粘る粘る!粘り切ったゴールイン!」
「外から追い込んできたのがワシュウーゥジョージッ!兵庫県の馬が1、2着ぅ!」
「連れて上がってくるのは8枠11番のミツアキサイレンスッ!!一気に前の4頭を飲み込んだところでゴール!」
「なんと金沢のチョウヨームサシが、ミスターサックスを交わす気か?!交わす気か?!」
「アラブの日本一は、サラブレッドをも制すのか?!」
「『もし、このレースに負けることがあれば、それは神様のイタズラでしょう』と、そう云い残して、このレースに臨んだ田中学!この5番のサンクリントが3コーナーでいいっきに、先頭に並びかけます!」

――など、とにかく、命を削るかの如く絞りだした名フレーズは多数。我が家にある色紙は、家宝です。
 


吉田 小南美(よしだ・こなみ)
 旧名・吉田古奈美(読み同じ=本名)。
 アニメ「To Heart2」の姫百合珊瑚役のCV。
 アニメ・ゲームなどの他、ラジオたんぱ(現・ラジオ日経)で、中村敦夫の番組のアシスタントを務めていたこともある。
 そういや、この人が注目を集めたのは「絶対無敵ライジンオー」(15年くらい前の作品)で、ええと、その、当時より声が若返ってないか?!
 ’06年2月より最終話まで、大谷育江の体調不良→休養に伴い、CX系「金色のガッシュベル!!」の主演CVの代役を務めていた。
 

好本 綾子(よしもと・あやこ)
 ’02年6月まで、「世界は今・JETRO Global eye」のキャスター。


米長 邦雄(よねなが・くにお)
 日本将棋連盟の元会長(永世棋聖・故人)。
 最近は、東京都の教育委員なども務めている。
 火宅の人な状態だったり、将棋会館で放尿したり、タイトル戦で負けてホテルでストリーキングを敢行したり、あるいは園遊会に招かれたは良いが、天皇陛下(現在の上皇陛下)にゴマをすったつもりが撃沈したり、新間寿ばりに「瀬川晶司プロ編入試験シリーズ」を組んでみせたり、さらには将棋ゲームソフトをめぐり、武者野六段と訴訟合戦、また最近はコンピュータ相手に玉砕するなど、と良くも悪くも話題が絶えない人。
 ’03年12月に現役引退するまで、通算成績1103勝800敗1持将棋。A級以上在位通算26期。
 タイトルは、名人1期、十段(当時)2期、棋聖7期、王位1期、棋王5期、王将3期の合計19期。他にNHK杯1回、早指し選手権(終了)3回、日本シリーズ3回、勝ち抜き戦(終了)5連勝以上1回など棋戦優勝16回を数えている。
 また、8連続を含むタイトル挑戦失敗20回は、ある意味で不滅の金字塔。
 なんだか、我等が先ちゃんこと先崎学八段が、この人の弟子になったというのは、一種の天罰のように思えてくるのだが……。
 2012年12月、色々と波乱に満ちた生涯を閉じる。

目次に戻る