南関東地区の競馬予想専門紙

 南関東地区では、6つの専門紙が発行・販売されている。いずれも中央競馬版も発行している為、ローカル色は薄い。
 中央版が一部410円(400円のものもアリ)なのに対して、南関東地区版は500円と少々割高になっている。
 

HORSE NEWS 馬 

 でかでかと「馬」と出ているロゴのインパクトは強烈以外の何者でもない。会社の創立は昭和2年で業界最古参であるが、近年シェアをかなり落としているらしい。中央(関東、関西)版、兵庫県版、北海道版、ばんえい版も発行しているので、関西や北海道方面の客からは「見慣れている」という理由で選ばれる傾向にある。本社屋は池袋にある。


勝馬 

 朱色、そしてナイター競馬の時はなんとショキングピンクを見出しに使っている専門紙。こちらも創業昭和23年とかなり古い。千代田区富士見に本社を置く。色々と専門紙を読んできたが、見やすさと適度なデータ量では全国でも屈指のレベルではなかろうか。


競馬研究 〜CHALLENGE IS MY LIFE〜

 「オーシャンブルーの2重丸」のロゴと「GHALLENGE IS MY LIFE」というキャッチコピーが印象的。南関東地区では最後発の専門紙。江東区毛利に本拠を置くが、実は「競馬ブック」の関東支社と同じ住所。そのせいか馬やレースについて辛口の評が見受けられ、紙面や(関東地区では)数多く流されるCMも、全体的に洗練されたイメージを与えている。


ケイシュウNEWS

 台東区浅草寿町を本拠地に置く専門紙。スカイブルーをイメージカラーにしている。「極道記者」、「止まり木ブルース」といった著作で有名な塩崎利雄が、中央版で印を打っていたのが、この「ケイシュウ」である。何故、過去形なのかというと、中央版が現在休刊になっているからである。競走馬の評価に「能力数」という独特のファクターを採用しているのが特徴。活字が少々細かいので管理者にはつらい。


ダービーニュース 〜見やすさ一番、楽しさ二倍〜

 淡いグリーンをイメージカラーにしている。「見やすさ1番、楽しさ2倍」をキャッチコピーは、ラジオCMや駅の看板で見たり聞いたりした人もきっといるはず。競馬新聞らしくなく、あの(!)文京区の湯島に本社がある。南関東でのシェアは大きくないが、活字が大きいこともあり、中高年層に支持を集めている。


日刊競馬 〜真剣(マジ)で競馬しませんか?〜

 田中秀幸のナレーションと看板予想家・柏木集保の姿が印象的な、中央版のテレビCM以外は、ピンとこない印象がある専門紙だが、きれいなカラーと豊富なデータで、若い層のファンに圧倒的な支持を集めているらしい。また地方版の担当者日替わりコラムは、なかなか読ませる内容と評判が高いうえに、WEBページからも取り出すことが出来る。予想もオーソドックスで、初心者にはいい教材になるかもしれない。


「印」の読み方

 一部異なっている地域もあるが、基本的には◎(二重丸)、○(丸)、▲(黒三角)、△(白三角)、×(罰点)の順で、各々の予想の順位が付いている。が、誤認を避けるためか、最近は南関東版や中央版の専門紙で×印を見ることは無くなった。その代わりに△印を3、4頭に付けている。さらに「ワイド」馬券向けということで、☆や※を(注)といった独自の印を打っていることもあるので注意したい。
 ちなみに管理者の場合、専門紙を使う時は基本的に◎○▲以外は無視することにしている。


一つ前に戻る