初心者の為の南関4場入門講座
(2000.10.16より製作開始、11.19一部更新)

 このコーナーでは、競馬ファンの中でも「草」競馬しか知らない方や、競馬について全く知識の無い方、さらには競馬について、あまり(特に地方公営の)競馬について好印象をもたれていない方を対象としまして、制作したものです。
 とエラソーに書いてますが、私もそんなに知識はあるわけではありませんので、その辺りはご勘弁下さいませ。

そもそも「南関4場」とは?

 「南関4場」とは、首都圏にある大井、川崎、浦和、船橋の「南関東地区4競馬場」の略称。主催者はそれぞれ異なっているが、日常的に騎手、競走馬の交流が行われている。競走馬については、新馬戦など特別な場合を除いて、4場いずれでも出走可能。
 開催日程については、4場主催者が「関東地方競馬主催者協議会」による協議の下、主催者の会計年度(4月から翌年3月)に合わせて決定している。また一開催4〜6日単位でローテーションを組んでいるため、年末以外は、日程が重複することは殆どなく、4場合計の年間(暦年)開催日数は、約300日にもなる。つまり、ほぼ一年中どこかで競馬が開催されているということになる。
 またビッグタイトルレースである重賞競走も50以上を数え、他の地区に比べて圧倒的に数が多い。また統一グレードとは別に、独自の南関東グレードをつけて格付けを行っているのも特徴である。なお、混乱を避けるため、統一グレードはローマ数字で、南関東グレードはアラビア数字で表記をしている。
 4場間での格付けは、これまでの歴史的経緯と開催規模(力関係とも云う)から、大井>川崎>浦和>船橋の順として考えるのが一般的。
 とにかく、大井がダントツのトップで、賞金だけで考えればJRAと比べてもそれほど見劣らないレベル(余談になるが、JRAの場合、賞金や出走手当の他に「奨励金」、「父内国産馬手当」、「長距離出走特別手当」などの名目で色々とお金が出る)。これに他の3場が追従する形(賞金がだいたい大井の半分くらい)になっている。
 但し、競走馬や人材の面や最近の運営状況は、この格付けの限りでは無い。
 なお、口の悪いファンから「難関4場」などと呼ばれているのは、ご愛敬。


南関東地区の競走体系

(02/10/9)


4競馬場の紹介
大井競馬場(TCK) 川崎競馬場 浦和競馬場 船橋競馬場

(現在2002ver.に更新中)



予想業者と専門紙について

 大井競馬に限らず、地方競馬には、公認予想業者というものが存在する。店(ブース)の中に立っているのが、いわゆる予想屋さんと呼ばれる人達である。さらに川崎、船橋には、店をもたず、柱の影などで営業している第二組合の業者も存在する。よく間違えやすいのが、「コーチ屋」(「良い話があると云って、馬券を買わせ、外れれば知らんぷり、当たれば金を巻き上げるのが手口――「ノミ屋」やるより手っ取り早いせいか、最近また増加中)であるが、公認予想業者はバッジを付けており、与えられたスペースに主催者からの許可証が貼ってあるので確認されたい。料金は1日分1000円(1日分の予想を記した紙がもらえる)、1回100円(1レース分の予想を小さな紙に記したものを100円玉と交換にもらう)、直接業者に金を手渡すシステムになっている。
 南関東の専門紙――俗に言う「競馬新聞」――は、全部で6つあり、1部500円で販売されている(詳細はここをクリック!)。


一つ前に戻る